スランプです!
スランプと思っているのは気のせい?
長年レッスンに来てくれている保育士Mさん。
今日いきなりレッスンに来るなり
「先生スランプでやる気しないんです」と
言いました。
ぎょぎょぎょ!
Mさんが言うには、何度練習しても上手く弾けずに
落ち込んでいまい、ここ数日はしてないんです、、、
気がめいってピアノに向かう気になれないんでしょうね。
演奏する曲はミーシャの「アイノカタチ」
なんともきれいな曲でアレンジも素敵なんですが、
確かに楽譜を見るとフラットが6個もついてるし
途中から転調もしている。
左手の伴奏もワンパターンではなく変化に富んでます。
右手も重音ありでリズムも複雑で全体的に難易度が
高いかな。。。
そんなことはMさんも、初めからわかってはいるものの
やってくと、壁にぶち当たりめげたり、落ち込んだり
投げ出したくなることもあります。
けど、Mさんは自分の園の卒園式で演奏しなければいけないのです!
ここまで来て投げ出すことが出来ないんです。
しかも、Mさんはかなりの上がり症で
何度か、園のイベントで演奏することがあり
頑張って練習して臨んではいましたが
いつも満足のいく演奏が出来ずにいました。
私に「どうしたら、きちんと満足いくように弾けるんですか?」
と聞かれたことがありました。
私は、その時に言ったのが
「練習しかないです。」
なんとも当たり前すぎる言葉。
家でノーミスで弾いていても本番でミスをすることは
私もよくあります。
ノーミスの確立を上げていくしかないんですよね。
本番での演奏は練習の時の7,8割ぐらいかな。
ましてや本番ノーミスを望むのであれば、
さらにレベルを上げておく必要があります。
私も上がり症なので。
それとめちゃくちゃ大事なのが腹決めです。
そ、覚悟を決めて臨む事です。
それには練習過程が無ければ
到底、そこにたどりつくことが出来ないんです。
Mさんの演奏を聞かせてもらったら
自分では上手弾けないと言いながらも
練習した成果が見られるし
とても素敵な弾き方です。
心に響いてくる素敵な音色でした。
上手く弾けずに悩みスランプに陥ることは悪いことではありません。
それは、良くなろうとしているきっかけにもなってます。
なんとかしたいと思うから悩むのです。
その結果、やり遂げることが出来れば
自分はかなり成長したことになりますよね?
そんな話をしながら、レッスンしていくうちに
Mさん、パワーが戻ってきたみたいです。
「とにかく練習ですね!」とやる気になったみたい。
私もMさんには成功して欲しいんです。
本物の達成感を味わってほしい!
あ~これぐらい練習すると上手くいくのね!と。
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