ピアノの発表会に大人気ノクターン
そもそもノクターンとは?
発表会に大人気のノクターンですが、どういう意味なのでしょうか?
ノクターンとは日本語で夜想曲と言われていて、
夜を想いながらゆったりと弾く曲として作られています。
拍子に決まりはありませんが、
左手の伴奏に乗せた右手の声楽的(歌うような)メロディーが特徴です。
特にショパンのノクターン(夜想曲)は、かなり有名です。
ショパンのノクターンの作品は21曲もあり、
難易度はショパンの曲の中では弾きやすいほうで、
ショパンの初めての曲として弾かれます。
ショパンの残した21曲のノクターン(夜想曲)の中でも特に有名なのが
ノクターン(夜想曲)第2番 変ホ長調 Op.9-2
そしてもう一つ有名なのがノクターン(夜想曲)嬰ハ短調「遺作」
どちらも穏やかで憂いを感じさせるメロディで
特に遺作の方はさらに「切なさ」、「憂い」、「悲しみ」といった印象があります。
遺作というタイトルが関係ありそうな気もしますが、
これはショパンの没後に出版されたためで
曲の印象とは関係ないようです。
ノクターンは誰でも弾ける?
そしてこの2曲は、発表会の人気曲。
必ず毎回と言っていいほど誰かが弾きます。
それぐらい有名で人気があるという事なんですね!
それと比較的に弾きやすいのもあると思います。
ノクターン(夜想曲)第2番 変ホ長調 Op.9-2は
ショパンでも難易度はまだそれほど高くないので子供が演奏することもあります。
私の生徒さんでは2年生で演奏した子もいました!
素直で純真な子供の演奏は心を打つものがあります。
そしてノクターン(夜想曲)嬰ハ短調「遺作」は
大人な表現力が試される曲なので、
人生経験が豊富な大人の生徒さんに演奏してもらうことが多いですが
なんと!私の生徒さんは3年生で素晴らしい大人の表現力で弾きました。
子供なりに感じることを表現して弾くのもとても良いな~と感じました。
この曲のメロデイがきれいで好き!
で表現できる子供ってすごいですね。
大人は自分の人生と音楽を重ね合わせながら
表現していくというスタンスは違いますが
同じ音楽を違うものを感じて演奏するのは音楽の面白いところです。
なので、ノクターンは大人も子供でも演奏できます。
おすすめののノクターンピアノ
最後に私の個人的な好みになりますがフジコヘミングがおすすめしたいです。
人生の良いところも良くないところも、全て音楽が浄化してくれる
そんな不思議な魅力を感じます。
優しい気持ちでいっぱいになるフジコヘミングの演奏。
何故か泣けてくるんですよね。
(787) フジ子・ヘミング~ノクターン第2番/ショパン - YouTube
是非、聞いてみてくださいね!
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